その5 対戦ルール

日ごろのビリヤード場での相撞き(試合のときも同様)では、ただ一緒に撞くというわけではなく何らかの対戦ルールに基づいてプレーすると思います。(ここではUSナインボールを前提に話を進めます。ナインボールのルールについてはGoogleなどで調べてみてください)


 ただひたすらナインボールを一緒にやり続けるといった場合もありますがたいていは「じゃあナインボール5先で」とか「4−3でいいですか?」などといった会話が交わされプレーが始まります。これはセットマッチといってナインボールで9番を入れた人が1点として決められた点数を先にとったほうが勝ちと言うルールです。

にある5先(ゴサキ・ゴセン)とは5セット先取りの略で先に5回9番を入れたほうが勝ちと言うルールになります。プレーレベルに差がある場合は5−4、4−3、5−3などハンディ(ハンデ)をつけることがあります。この場合自分に決められたセット数に先に達したほうが勝ちとなります。


その他大きな声ではいえませんが小額の賭けをすることもあります。「5先500円でいいですか?」とか「4先ジュースマッチでいいですか?」とか「のせますか?」という事を聞かれたらこのことをさしていると思ってください。対義語として「スポーツで」といったら賭けは無しでお願いしますの意味です。

 人によってこの辺の考え方はほんとにまちまちなので初対面の人とプレーするときはちょっと微妙な空気が流れるわけです。(ほんとに微妙な空気です)
昔はギャンブルを楽しむ人が多かったと聞きますが、最近は競技としてプレーされている方が多く、初対面なら個人的にはスポーツもしくは小額のジュース賭けでほぼ問題ないと思います。


 その他の用語としては「ありあり」「なしなし」とかつける場合がありますが、最初の「あり」「なし」はシュートアウト(プッシュアウト)あとのほうは「スコンク*1の場合は倍賭け」を意味すると思います。



 点のつけ方について


セットマッチ(試合)では9番を入れるごとに得点をつけます。得点の付け方はまちまちです。
 ・黒板(白板)に両者の名前を書いておき9番を入れるごとに自分の名前の下に線を引くとか正の字を書いていくなど得点を取ったことがわかるように印を付けていく。
 ・ボードにカラーマグネットを追加していく
 ・テーブルのヘッド側の中央にコインを用意しておき、得点するごとにコインを1ポイントずつずらしていく方法


などなどさまざまですがわからなければどうやって付けたらよいか聞いてみてください。

*1:5−0,4−0など1セットも取れないで終了した状態