強さと巧さ

今月のCUE’Sでもちょっと触れられていたのだが、強い人が勝つのか?巧い人が勝つのか?これについては、たぶん結論というのは存在しないと思う。まあ両方兼ね備えているのに越したことはないのだが、そうでない場合も多いと思う。以前あるプロの人に、「君は巧いプレイヤーになりたいのか、それともトーナメントで勝てるプレイヤーになりたいのか?」と聞かれた。そのときは、トーナメントで勝ちたいです。と答えたのだが、その回答の意味するところは教えてもらえなかった。
 今日ハウストーナメントに出場した。BC級の大会だったのだが、結果は、予選勝ち負け勝ちで抜けて、決勝T1回戦で負けた。
 1回戦の相手B級の選手。しょっぱなローボールから取りきられ、気を引き締めなおして慎重に臨んだところミスも少なく非常にいい試合ができた。
 2回戦C級の女性選手。内容ぼろぼろ1回戦の内容がうそみたいにまったくだめな内容で負け。
 裏最終、B級の選手。相手のミスもあったが自分はあまりミスすることなくランアウトを重ねてスコンク勝ち。
 決勝1回戦。C級の選手。1セット目はきれいにとりきったものの、2セット目、8番キューミスしながらも何とか入れたが9番がやや難しくのこり、ミス。そこからも肝心なところでミスして1−2で万事休す。気持ちがマイナスになったためだろう、もう全然キューが出せなくなりあっさり負け。
 結果 対B級選手に2勝、C級選手に2敗。C急相手のほうがミスが多い。というかC級相手だと難球とかナチュラルセーフティが回ってくることが多いような?それをミスしてハイボールイージー残して取りきられ、とかのパターンが多いような気がする。心のどこかで飛ばしてもまだ回ってくるだろうというナメた考えが頭のどこかにあるのだろう。どんな相手でも貪欲に勝ちに行く執念のようなものが足りないんだと思う。また追い詰められたときにもくじけない心。肝心な場面でミスをしない強さ。集中力。
 試合で勝つかまけるかを左右するのは、技術的な巧さはもちろん必要だが、こうした精神的な強さが左右する部分も多いと思う。

 普段の練習では技術的に向上を目指すのは当たり前だが、試合に近いしびれる球を突かなきゃだめなのかもしれない。毎日練習できる人なら、練習量が自信につながるかもしれないけど、今の自分にはそれは無理なので、そうなればいかに濃い内容で練習するしかないのである。ただ集中するといっても難しいから、何か目標を立てて、それが達成できなかったら自分にペナルティを課すとかもいいかもしれない。

負けた悔しさを糧にもっとがんばりたい。